ヨローの雑記 

雑記 自分の脳内の声との戦い

殺戮にいたる病 読了 感想 ネタバレあり

こんばんは、ヨローです。はやく寝ましょう。

 

 

最近本を読もう!というか文章読んだら文章うまくなるちゃ〜〜んと気づき、苦痛ながら、想像はあまりできないけどなんとか読んでます。まじで苦痛なのに読んでる。それはね、本を読む人って知的に見えるという浅ましい理由だからです。

 

感想☟ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

武蔵しました。ウソだろぉ…?!最後の最後で理解が出来ずに???と疑問符ばかり思い浮かんだのですが、最初のページを読み直したり、雅子や稔の話を読み返すとは〜だからそういうこと?かな?と納得はしました。いや嘘です。なんとなくです。完全に騙された。はあ〜〜びっくりだよ、これ〜〜。2人目の被害者の15歳ぐらいの女の子がおじんとか言ってていや20代にオジンはやめ〜やと思ってたけど、まじガチでオジンだった………。

内面があまりに身勝手でカスゴミミソジミー男だったので大学生の誰ともちゃんと付き合ったことのない顔がまあまあいいカス男だと思ってたけど、稔が家庭を持ってて子供もいるとは思わないじゃん……。雅子視点だとめちゃ冷たい仕事人間にしか見えないから、内面がめちゃくちゃ幼稚で思い込み激しすぎてティーンエイジャー卒業してもその気をぷんぷんに受け継いだ男と同一人物でありまあまあいい大人だったのが衝撃的だった……。

雅子や樋口とかおるが尋ねた教授の話で犯人は20代だと思い込んでた。

かおるはあんまり好きになれないけど頑張ってるとは思う。私樋口のこと好きになっちゃった……と言った時はきめ〜なそのカスみたいな癖、姉がいなくなっても治らないんかい〜はあ?と思ったし、敏子が可哀想に思えてきた。真面目に生きて傷心してたらやばい奴に目をつけられて隙をつかれて殺されちゃったのは辛い。

樋口は自責癖がちょっと自分と似てるので共感したし、かおるや敏子に手を出さずに妻一筋だったのも好感が持てた。これってあれ?

稔(妻と関係が冷え切っている)⇔樋口(妻のことを愛している)の対比なのかな。あと、

稔(二人の子供がいるしめちゃくちゃ精子だす)⇔樋口(子供はいないし精子が少ない)も、対比?!

 

最後はまじでカスゴミ行為をみのるんるんがしてて最低でした。本当に地獄に堕ちろ。文章はめちゃ読みやすくて自分的には合ってました。ただ稔が捕まれ!!(今思えば最初から稔は捕まえられると知っていたが、読み進めていくごとにこのくそ男の末路を見届けてやらねば気が済まないという気持ちで、最初のプロローグの存在を忘れていた)の気持ちで読んでいた。こいつが捕まるまで見届けないとだめだ!!本当に理解できない思考だしやばい奴ってこんな思考かも……?!とビビり散らかした。怖すぎる。性描写とグロテスクな描写、女性蔑視がけっこうありそこが生々しく感じた。これは男性だから書けたのだと感じる。これ時代錯誤発言かもしれんが、男で子宮がないからこその子宮の扱いだよなあと思った。エログロ描写が豪快な印象を受けた。あんまり小説読まないけどそう感じた。女性作家でこの表現はできないと思う。女性作家の性表現って生々しいけどどこかちょっと繊細なかんじ。これは豪快だったな……。

 

途中で樋口も危ない思考になっていたので第二の殺人の被害者えりかは樋口の別人格が殺していて、それ以外は稔がやったのかなと思ったりした。けど途中で稔がえりかのことを回想していたので違うと断定できた。だけど最後は本当にわからんかった。息子のマスターベーションの頻度を把握してる雅子の気持ち悪さで違和感がかき消されてた。

これ一番な被害者愛ちゃんなんじゃね?めちゃ普通のいい子に見えたからその後の人生考えるとほんときついって。

稔が子宮を摘出して卵子には目をくれないところが自分に関連したものにしか欲情できない独善性を演出しててよかった。子供を作り出すという部分において人によっては卵子に対しても執着するキモ奴もいるだろな。着床とかじゃなくてセックスに溺れるカスゴミ男の思考が一貫しているのでそこは面白かった。子宮を摘出する描写はほんとに気持ち悪くて、ちょっと迫り上がったきそうな心地でいた。ほんと稔やばい男すぎる。息子かわいそうすぎ。

 

結論!犯人のマジキチ理解できん思考を味わえるし最後はどんでん返し!ほんとびっくりした〜やっぱこれだね〜小説の最後!!文章はかなり読みやすかった。また違う小説読みたいな。もっと痛快なやつ読みたい。お口をさっぱりさせたい。かおりは苦手だわ。